メイク（May-９）の日に思うこと【チャレジョブセンター桶川】
皆さんこんにちは。チャレジョブセンター桶川です。
今日は、５月９日で、May（メイ）９（ク）のゴロ合わせから、メイクの日だそうです。
こちらのセンターでも、就活メイク講座をしようか、と話し合っています。
ただ、そもそも、メイクってなぜするんでしょうね？
これは、最近#KuToo（クートゥー）運動（※）などもあって、デリケートな部分もある話題かとも感じています。
また、日ごろのファッションとしてのメイクと、就職活動用のメイクでは、重なる部分と違う部分もあるように思います。
私が話しやすい「服装」を例に取ると、私は普段からスーツやジャケット姿でいると何となく安心します。
しかしいっぽうで、「なぜスーツやジャケットを着ているのかな？」と考えることもあります。
私が江戸時代に生きていたら、ジャケット姿で歩いていたかな、やはり着物姿だったのでは、と。
今朝の通勤電車でも、少なく見積もって７割から８割の男性が、ビジカジ（ビジネスカジュアル）的に少々崩していても、ワイシャツとジャケット、という姿でした。
経験的には、休みの日にTシャツとジーンズ、といった姿でキオスク（ニューデイズ・メトロス・メルシーなど）やコンビニなどのお店に行った時と、平日のジャケットやスーツ姿でそうしたところに入った時とでは、時折、店員さんからの対応のされ方に違いを感じることがあります。
私が子どもの頃（４０年くらい前でしょうか）には、外食や映画、コンサートといった場面は、今よりももっと特別感がありました。そうしたところに行く際には、当時、祖母や母は「きちんとした格好で行きなさい」と言っていました。
「きちんとした」というのは、その時々に合わせて、学生服であったり、襟付きのシャツだったように記憶しています。
今でも、「ドレスコード」という言葉がありますね。集団やパーティーの場で、その場所にふさわしいとされる服装の基準のことです。
このように見てきますと、服というものは、単に身体を覆い、暑さ寒さをしのぐといった、原初の意図以外の意味や効果もありそうです。
そもそもジャケットを着ていますと、この広がって平べったい襟には何の意味があるのかですとか、冬は胸が開いていて風がけっこう寒いですとか、肩が動かしにくいですとか、機能面でも「これは何の意味があるのだろう？」と思うことがあります。
これをメイクにも当てはめると、単に「美」ですとか「個性の表現」という以外の意味がありそうに思うのですね。
ジャケットやスーツであれば、「私はキチンとした者ですよ」、「ジャケットやスーツを着て仕事をしていますよ」といった記号、メッセージも発しているのではないでしょうか。私がスーツを着た際の安心感も、そうしたところから来ているのかもしれません。
いくつかの「就活メイク」のサイトを閲覧したところ、キーワードとして、
・「第一印象」
・「清潔感」
・「意欲」
・「知性」
といった言葉が並んでいました。
私が付け加えるとすれば、「健康」といったこともあるでしょうか。
一部のサイトでは、「普段のメイク」と「就活メイク」の違いも解説されていました。
就活メイクにしても、就活での服装にしても、そうすることで得るものと失うものとがあるようにも感じるのですね。
「どうしたら就活を競り勝てるか」という就活メイクのノウハウは、世にたくさんあるかと思います。
そうしたことの大切さは踏まえつつ、「ではなぜそうするのか」、「どういう必要があってそうするのか」ということも考えていくと、就活にもこたえながら、その方らしい個性も失わないでいられるのではないか。
「メイクの日」にそんなことを考えました。
（※）２０１９年のユーキャン新語・流行語大賞トップ１０に入った造語。
「靴」と「苦痛」をもじって、主に女性がハイヒールおよびパンプスの着用を事実上義務づけられていることに抗議した用語。
チャレジョブセンター桶川ではて見学も受け付けております。
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