失敗しないための就労移行支援事業所の選び方【専門スタッフ監修】

現在、就労移行支援事業所は、全国に3,741か所以上あります。
(参照:平成29年 社会福祉施設等調査の概況より)

グラフ

例えば関東で見ていくと、東京都には346か所、埼玉県には181か所の就労移行支援事業所が存在します。(2020年7月現在)

東京都には数多もの事業所がありますが、その中で自分に合う事業所を見つけるのは、大変なことです。 ▶埼玉県内の事業所一覧表はこちら

この記事では、

・就労移行支援事業所の選び方
・自分は就労移行支援事業所に向いている?簡単チェックリスト
・利用者アンケート『就労移行支援事業所に何を求めましたか?』

以上の3つを、取り上げたいと思います。

「そもそも就労移行支援事業所についてよく知らない」という場合には下記のページをご覧ください。 【就労移行とは?利用料は?どんなことをするの?】

この記事は、就労移行支援事業所『チャレジョブセンター浦和』施設長が監修しています。

就労移行支援事業所を選ぶ際のポイント

就労移行支援事業所」では、通所をしながら一般就労を目指します。 対象となるのは、精神・身体・知的・難病・発達に障害のある、原則18歳以上~65歳未満の方です。 最長2年間の利用期間で職業技能を磨くための、訓練を行います。

就労移行支援事業所では、就職を目指すための様々な訓練プログラムが用意されています。 資格取得やスキル獲得のためのプログラム、自己分析、ビジネスマナー講座やコミュニケーションスキル向上のためのセミナーなど、就職後に困ることがないようきちんと訓練できる環境が整っています。

ちなみに就労移行支援事業所チャレジョブセンター浦和では、リワークを目指す方、就業経験のない方、再就職を目指す方など様々な方が訓練をしています。 就労移行支援事業所の利用期間は最大で2年間となっており、その期間内で就職を目指していきます。
自分に合った、より良い事業所を選ぶために、就労移行支援事業所検討の際には、下記の4つに注意してみてください。

・事業所が受け入れている「障害種別」
・自分が通える距離にあるのか
・自分の求める訓練があるのか
・就職実績・定着実績でフォロー体制をチェック

それでは、詳しく見ていきましょう。

事業所が受け入れている「障害種別」を確認する

就労移行支援事業所によっては、対応できる障害種別が決まっている場合があります。

埼玉県の就労移行支援事業所の障害受け入れ状況についてはこちらを参照ください。
就労移行支援事業所を選ぶ際には、ご自身の障害種別が当てはまっているか確認が必要となります。1階から2階に上ること一つとっても、階段のみの場合とエレベーターがある場合では、環境は大きく異なります。そのため、ご自身に必要なバリアフリーがあるかどうかも重要なポイントです。

通える距離にあるか確認する

就労移行支援事業所では、通所をして訓練を行います。1週間に通所する日数は利用者によって異なりますが、継続的に通う場所ですので地理的条件は大切です。

実際に当事業所ブログで独自にアンケートを採ってみました。 ミルトークにて、就労移行支援事業所の利用で大変だったことを聞くと、

・まず出掛けるのが億劫
・人に会いたくないし、電車に乗るのも困難

という声がありました。無理なく通える範囲で事業所を絞り込むことも必要ですね。

自分の求める訓練があるか調べる

就労移行支援事業所は、就職するために必要なスキルを身に付け、実際に仕事をするための訓練を行います。そのため、ある程度自分の就きたい仕事が決まっている方は、その方面に合ったプログラムがあるのか確認することも大事です。

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(ちなみに、就労移行支援事業所『チャレジョブセンター浦和』では、社会人教養を身につけるためのビジネスマナーや、Word、Excel、クリエイティブな職種にも対応できるillustrator、Photoshopなどのプログラムを用意しています。) ▶プログラムの一覧はこちらから

気になるプログラムがあったら、施設見学をしてみる

多くの事業所では、見学や体験を受け入れています。そのため、気になる就労移行支援事業所がある場合には、一度問い合わせや体験をしてみるのも良いでしょう。 事業所選びで失敗しないために、職員のフォロー体制を面談などで確認しておくのもおすすめです。画面越しでは分からなかったスタッフの雰囲気や、イメージが想像しやすくなると思います。

※6/29日現在、新型コロナウイルスの影響で、新規受け入れを停止している事業所もあるようです。事業所を調べる方法として、下記のサイトにて事業所情報の検索が可能です。
障害福祉サービス等情報検索

就職実績・定着実績でフォロー体制をチェックする

多くの就労移行支援事業所HPには、就職率や、職場定着率が記載されています。就職率が高い就職移行支援事業所では、事業所HPに就職率・職場定着率が紹介してあることが多いです。 (就労移行支援事業所チャレジョブセンターでは、2019年度「54名」の方が就職され、職場定着率は業界でも高い84%となっております。)

自分は就労移行支援事業所に向いている?簡単チェックリスト

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就労移行支援事業所では、下記の流れで支援を行います。

① 職業訓練(就職するためのスキルの獲得)
② 生活支援(無理なく働けるようになるための対処法を学ぶ)
③ 就活支援(就職に向けた基礎体力の獲得・就職活動全般のサポート)
④ 定着支援(定着支援・職場間調整・その他生活に関するサポート)

上記を「自分一人でも大丈夫」という方は就労移行を利用する必要は少ないかもしれません。ハローワークや就活サイトなどを利用し、就職活動をするのが良いと思います。反対に、「一人では不安」「自信がない」という方は就労移行支援事業所を利用するのがおすすめです。

【利用者18人にアンケート】就労移行支援事業所に何を求めた?

今回、実際に就労移行支援事業所を利用したことのある方にアンケートを行いました。

集計方法 ミルトーク
集計人数 18人
集計期間 2020年6月18日~6月25日

グラフ2

今回の結果では、9割近くの方がスタッフの相談体制や相性を決め手としているようですね。

就労移行支援事業所『チャレジョブセンター浦和』では、
一人一人に親身に向き合う姿勢を大切にしています。

・就労移行支援の利用を考えている
・実際の就労移行支援事業所の様子を見てみたい

という方は、ぜひ就労移行支援事業所チャレジョブセンター浦和までご相談ください。

お問い合わせは、 こちらからお待ちしております。

監修:就労移行支援事業所「チャレジョブセンター浦和」施設長 金井塚ナユ太
執筆:就労移行支援事業所「チャレジョブセンター浦和」利用者J

*本ブログでは障がいをSEOの観点上「障害」と表記しています。


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