ライフキャリア・レインボー(なぜ大人になると時間が過ぎるのが早く感じるのか?⏱その6)【チャレジョブセンター桶川】

みなさんこんにちは。また、新しい週が始まりましたね。いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回こそ、ライフキャリア・レインボー(ライフ・キャリアの虹)という考え方(概念)、モデルについて触れたいと思います。

このモデルの考案者は、ドナルド・E・スーパーというアメリカのキャリア研究者が1950年代に提唱しました。

(彼は自身を「理論家」と呼ばれることを嫌い、「私は個人の生涯発達を理解しようとしているのだ」と言っていました。そのため、スーパーをどのような敬称で呼ぶかは悩ましいところです。)

日本では、彼の著書『職業生活の心理学』(The psychology of Careers)が1960年に出版され、当時の中等教育で「職業指導」が「進路指導」と名称が変わり、スーパーのキャリア理論の影響を受けた経緯があります。

スーパーは、「人が生涯で果たす役割は少なくとも6種類ある」と述べました。

(当初は10種類)

それは、

①子ども

②学習する人(学習者)

③余暇人

④市民

⑤労働者(働く人)

⑥家庭人

です。

架空の例ですが、下のキャリアライフ・レインボー(キャリアの虹)は、虹のそれぞれの色(=役割)の太さは、その役割にどの程度の時間とエネルギーを使ったかを示しています。

レインボー図2

私が習った際には、これも架空の例ですが、以下のようなエクセル・シートを作成しました。
 
自分の使えるエネルギー時間などの全体を100%として、何をどの役割に割り当てるか(割り当てたいか)を検討します。
 
そして、各年代(年齢)で、自分の果たす (果たしたい) 役割の内容を書き出します。
 
たとえば、30歳では
①子ども(の役割)   ・・・5%  たまに実家に帰省して両親と会う。
②学生(の役割)    ・・・0% 
③余暇人(としての役割)・・・15%  釣りを始める。
④市民(としての役割) ・・・5%  自治会の手伝いをする。
⑥労働者(としての役割)・・・35%  会社勤務
⑦家庭人(としての役割)・・・20%  家庭を持った。
 親(としての役割)      ・・・20%    子育て。
 
といったように。
 
ライフキャリアレインボー_page-0001 (2)1
 
限られた時間の中で、
「どの役割」を
「どの程度」
果たしていくかを考えることは、将来のキャリアプランを考えていくうえで、土台となります。
 
このワークは、ネットや本を見ながらご自身一人で取り組むことも可能ですが、客観的な広い視点を得るためにも、できれば支援者と一緒に取り組まれることをおすすめします。
 
さてさて、この図を今回ご紹介したのはそもそも、「なぜ大人になると時間が過ぎるのが早く感じるのか?」というテーマからでした。
 
次回、「ジャネーの法則」とも比べまして、私なりに所感なども書かせていただきます。
 
なお、チャレジョブセンター桶川では、こうしたテーマや内容を、より分かりやすくしたうえで、グループで話し合うなどのセミナーも行っています。
 
よろしければ、ご見学などにぜひお越しください。
 
それでは今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
 
 
 
 
(参考書籍)

『D・E・スーパーの生涯と理論キャリアガイダンス・カウンセリング』(全米キャリア発達学会  著、仙﨑 武・下村 英雄監修・図書文化社)

 

『新版 キャリアの心理学【第2版】―キャリア支援への発達的アプローチ』(渡辺 三枝子 編著・ナカニシヤ出版)

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